詩人の血
ラインが流れていくのを初夏の涼しさ、と、長椅子に寝そべって見てた。
夏の夜の竹林の空気を吸ってると天井の暗ささえも、夏の夜だからという納得性があると、記憶から引っ張り出されて、思った
目を前にやると布団を干したままの、一枚折りになってる布団達
曼荼羅の模様に脳が占められて、マハラージャになってきたな
何か材料を探したくて目を動かしたが、その行為自体がつまらなくて、すぐにやめていった
俺、僕、一人称が定まらなくてだっせぇ
中学生の頃そうしたのがくだらないつまらない
こういうものが若さの痛さだったのか
俺は、そう思う、と、書き終わったと思った。何故か
書き終わらない、でもいいのにな
脳味噌って2つに割れていますか?
しわしわですか?
本気で思った。見たことがないから
右、が、足り、ね、ぇー
長方形の夕焼けだな。電線の上を小人になって歩きたいな
はぁ?とバカにされてしまう、そんな事だけでいいのにな、ほんとうは
グラデーションって夕焼けを見て思いついたのかな。だとしたら、良いな
遠くのオレンジ色が、部屋をグラデーションとして塗られてく。ちょっとだけね
俺も、俺だってその中に、居て。オレンジ色にちょっとだけなってる
ちょっとだけね。でも、いいしなそれで
でも、内面まで塗られることって、あるかもな
これを書いてるうちに、より暗く、暖色の蛍光灯色になってきてて、この時間という物、の、使い方って、いい、んだな。これで、と、思ったね
雷が鳴り出してもう終わり、常に情緒は移り変わっちゃって、別にいいけど、壊さないで欲しかった
でも、暗くて雨の匂いがして、不安になってるのも、いい。当然ね
バカ文、バカの書いた文章、バカ文
社会に戻ろう、るのかな